組織紹介

委員長挨拶

代表者近影

日本の医療の崩壊が進んでいます。医師不足、医師の科別あるいは地域による偏在は、広島県の医療、とりわけ救急医療体制に大きな影響を及ぼし、加えて、高齢化社会の到来は明らかに医療費の拡大に繋がり、医師の需要は益々増大します。

安倍政権が発足し、アベノミクスにより、株価の上昇、円安が進んでいます。安倍政権は、医療を成長産業とみなし、高度先進医療への取り組み、特区の設置、医療関連産業の発展促進を考えています。

加えて、TPP交渉への参加は、私たちが世界に誇る国民皆保険制度に市場原理主義が持ち込まれる危険性を含んでいます。さらに社会保障目的税としての消費税の引き上げ(平成26年4月に8%、27年10月に10%の引き上げ)は、直接的には県民の皆様の医療費負担に影響はありませんが、逆に診療所や病院の経費増大に繋がり、安心・安全な医療にも多大な影響を及ぼすことが考えられます。医療崩壊の加速を恐れるところであります。

診療報酬制度は、診療行為を細分化して、それを点数化したものです。1点10円として、医療機関に出来高払いするものですが、平成16年以降の2年に1度の診療報酬全体の改定率の総計はマイナス2.086%で、その間の人件費の増加により、医業経営は大変困難な状態に追い込まれています。

国は、過去第1次医療法改正から始まり、現在の第6次医療法改正と医療・介護・福祉制度のあり方を示していますが、更に新たに人的、経済的環境整備を配慮した国民の求める医療のあるべき姿を国民に明示するため、患者の権利擁護を中心とした医療基本法の制定を求める動きが活発になっています。

健康で安心安全な生活は国民の権利として、憲法で保障されています。医療基本法はその中核をなす法律であり、日本医師会を始め医療関係の各種団体がその制定を強く望んでいます。

新しい、真に国民の為になる医療政策の実現には、現場を熟知する医系議員の存在は不可欠です。私達は日本医師会副会長の羽生田たかし先生を来る7月21日の参議員全国区候補者として推薦しています。

国民の健康で安心安全な生活を守るため、国民皆保険制度を守るため、羽生田たかし先生への県民の皆様の、県医師会会員を始めとする関係諸団体の皆様の絶大なるご支援を心よりお願い申し上げます。

広島県医師連盟 委員長 平松恵一